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学生時代(2004年頃)に描いていたねこは、まだ幼い表情で「ピュアでかわいい」ねこでしたが、年月が経つにつれてねこがスレてきたというか、、だんだん目つきが悪くなり、フォルムも変化、大人の(?)ねこになってきています。
作者の経験に伴い、ねこも変化しております。(かといって作者がやさぐれているわけではありません。)イカ紳士が作品に出てきたのは2008年頃です。ひょんなことからイカ紳士くコ:彡とネコ(ΦωΦ)が抱き合わせに。今では作品の中心的存在になっております。イカ紳士のマニアックなファンのかたも着実に増えているはずです。
描き始めた当初は、奈良美智さん、MAYA MAXXさんの影響を受け、憧れており、
ねこの雰囲気や、タッチを似せて寄せて意識しまくっておりました。
徐々にクリムトや仙崖義梵、喜多川歌麿、竹久夢二、mina、ロートレック、奥村土牛、ディックブルーナ、宇野亜喜良、堀文子、鳥山明、高橋留美子、大道あや、グランマモーゼス(敬称略)・・様々な表現のかたの世界を垣間見て、じわりとオリジナルの色を濃く意識するようになって参りました。
熊谷守一のねこも、(猫以外も)最近心を動かされています。(自然)観察、知ることの大切さ、それをそのままでかつ自分らしく、そのひとならではの表現にする。日常の中から切り取る部分、一瞬をモチーフに変換するそのセンス。なかなか出来ないところですーー。一見他愛もない出来事、モノを、魅力を感じさせる「作品のモチーフ」として抜擢する。
うらやましい。
見ること。気づくこと。
見ているようで、その「実」を見えていないことばっかりだ。見ることと心に感じることを同期できれば、察することができるのか?
ある作品を「(描いている最中、)描いている自分に気づいて(描くのを)やめた」って、、、そうか。。そうかー。熊谷さんの特集番組を見ながら。ナガオカケンメイさんの解説もしっくり。
読書はもっぱら筒井康隆さんでした。(本を読む喜びを初めて教えていただいた)
中島らもさん、穂村弘さんも好きです。
赤川次郎さんの三毛猫ホームズシリーズや、小野不由美さんの十二国記シリーズは、友人から借りてしっかり読みました。また読みたい。
ジャケ買いした夢野久作さんのドグラ・マグラは、上巻の後半であれ?あれ?
になり、保留中です。(なんという理解力の乏しさ。でもあきらめない)
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↑その後はキャンバス、板、紙などにペン、アクリルガッシュ、色鉛筆、インクなど試行錯誤で制作しているのと、ねこも四足や二足歩行、犬メイン、トリだけ、猫なしの作品もたまに描きつつ楽しんでおりました。・・ばらばらです。(だいたいハガキサイズからA4程度です。)
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はじめ、イカと猫は距離を保っていましたが、徐々に
イカに乗って漫遊、操縦、など、ねことイカ紳士の関係も変化しています。
ねこにビキニを着せたのは、作者がそういう女子力アイテムに憧れているからです。
自分では着られないので、ネコに託しました。
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↑画材、ねこの雰囲気が定まっていません。気分によってタッチやネコの立ち位置が決まるので、、自由に描いていると一向に定まりません。(きちんと統一された世界のパターンも、キープしたいです。)作家性を考えると、その人!とわかる「決まったタッチ」を確立するのが著名な作家さんを見てもわかるのですが、漫画っぽいのや、ドローイングや、キャンバスに絵の具で、や、インクとボールペンでカキカキ、、四足のかわいい顔も、二足歩行で目つきわるいの、いろいろ描きたい。「色々」をやめて1つにする決まりもない。描きたいものは、やってみて発表していいではないか。
・・・という気持ちです。
「定まっていないんだよね〜。。これが自分のスタイル。ってのが決まって無い。。」と相談した際に、「でも絵を見たらゆりちゃんのだってわかるからいいんじゃないの?」といってくれたのもあり、、、わかる人もいる!!んだ!!と、すこし救われました。
唯一のブレない点は、ねこ(いか)をつくりつづけていることです。
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トリもたまに描きたくなり、実在しない鳥モチーフでいくつか制作しています。
おしゃれな格好のトリシリーズは、パリコレ、ならぬ「トリコレ」としてカラフル!をテーマに作っています。
やはり、ねこ、イカ紳士以外も楽しいです。
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好きな色が、蛍光ピンク、淡いエメラルドグリーン、アイボリーなので、使用頻度も高いです。
「カリスマ」は2010年の第2回個展で制作。三味線ネコのお初作品でもあります。
サイズを大きくリカバーした「カリスマ再び」も作った気に入っている作品の一つです。(蛍光ものは、やはり原画が良いです。)
きのこがすきです。
イカ紳士とねこの作品も、タッチは不定です。フラットにマットにシンプルに描いた作品。
音楽をしているねこ、のモチーフは不動のポジションに居ます。やっぱり描いていて楽しいし、音楽への憧れも相まって制作意欲も湧きます。世界中の楽器全部をねこに演奏させたい。調べねば!!
2013年から花札シリーズの平面作品も制作し始めました。(ネコリョーシカでは、おなじみのモチーフ)2014年の年賀状はこの猫鶴にしました。
花札の絵柄は、すでに洗練されていて格好いいデザインなので、そこにねこ(とイカ)を足すのは気持ちいいです。(ほぼ花札のお力で成り立っています。)
昔のかたのセンスに感服です。シンプルな線、限られた色数、で充実の表現をやってのける花札さん。魅力的な存在です。
作品は五光、猪鹿蝶、鳥の絵柄など、、(まだ全絵柄は制覇していません。)
この世界も、調べると奥深いです。(ルールもピンきりの難易度!)
・・・といった具合に、作風が定まっておりません。
※まだまだ紹介したい絵があるのですが、抜粋しております。
平面目下模索中です。(2014年3月現在)
※只今 2019年。新しい絵面はInstagramにずらりと並んでおります。ご覧ください。
にしても、こちら更新せねば。
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